ゆめゆめわすれられない
また夢の話をします。
これはついこの前見た夢です。
私は父の職場の正面の入り口にいました。入り口の目の前にはバス停があって、その辺りに1台の白いセダンが停まりました。
中から降りてきたのは妊婦さん。でも様子がおかしいです。お腹はパンパンで、今にも生まれるのではないかと思うくらいでした。案の定、その場で産気づき、座り込んでしまいました。そこに私と父がたまたま通りかかって、手助けに入りました。
そうしているうちに、今度は黄色っぽいバンが私たちの近くに停まりました。
そこから降りてきたのは、3人の女の子でした。
見た目は中学生くらいですが、着ているものが妙に子供じみていました。アニメのような大きな目をしていました。黄色いポシェットだったか、バッグを持っていたように思います。
3人はこちらに向かって歩いてきました。妊婦さんが目に入っていないようで、そのまま私たちの横を通り過ぎて行くのかなと思っていたら、なぜか真っ直ぐこちらへ向かってきます。私のすぐ目の前で足を止め、3人で何やらコソコソ話をした後、真ん中の1人が真っ直ぐにこちらを見つめ、場違いなほど元気よくこう言いました。
「それでは!ごあんないします!」
そこで目を覚ましました。じっとり嫌な汗をかいています。まだ夜中でしたが、スマホの着信音が鳴っていました。
電話に出ると、妹が「ばあちゃんの容態が悪くなったって、病院から連絡があって、今から行ってくるね」とのことでした。
今すぐに何か動かなきゃいけない事態なのですが、夢の女の子がフラッシュバックして、その場で呆然となり、何も考えられなくなりました。
祖母は何とか持ちこたえ、今でも入院生活を送っています。
またいつあの女の子が夢に出てくるのかと考えると、怖くて眠れません。
あの子は何者だったのでしょうか。