K先生の教訓と私の考え

「僕だって失敗した経験はたくさんあるよ。そんなときは夜一人で飲みながら反省する。どうしたらよかったのか、次どんなことに気をつければいいのか。それで若手にそれを伝えていく。それも義務だと思ってる。成功した経験はそのとき喜んですぐ忘れる。それでいい。」

 

「若手が色々したいと思うのはわかる。あれもしたいこれもしたいそれもしたい、それはわかる。だけどじゃあ今まであなたは何をしてきたの?って。何もしてないのに不平不満を言うような輩はもうそれまで。俺は去れと言うよ。そんな輩には興味ない。ただそのときは、10年後20年後、とんでもないやつになるということはちゃんと警告してからね。」

 

「モチベーションの保ち方って難しいよね。自分のためでももちろんあるけど、誰か人のためっていうのがあると、挫折しそうになったときも強いよね。」

 

【考えたこと】

①我の強さ、芯のしなやかさを兼ね備えている。一見厳しそうでストイックそうで、自分の到達できる領域から一線を画している人々に見える。だけどそれもそのはずで、異常なまでに視野が広く、志高く、思慮が深い人々の集団。常に自分を磨きながら、若手に対しても教育的。

②それでいてOFFのときには完全にOFFで、ONのときには見ることのできない姿を見ることができる。

③それぞれが自分の考え方をしっかりと持ち、感じたことを正直に話す。しかしながらお互いに波長が合致していて、共鳴している。おそらく基礎の部分が自然と共通しているのだと思う。

④見ている世界が違う。時空を超えた視野を持っているが、それも高い志に起因しているのだと思う。時空を超えた視野を持つ努力をするのは無理だが、高い志を持つことは誰にでもできる。それに気づくかどうか。その自信があるかどうか。明らかに思考の型が異なり、自信を裏打ちする何かを持っているのだと感じる。