敬称略な関係

Sとすごく久しぶりに話しました。

電話で話しました。

日本列島の長さの半分の距離離れてるけれど、なぜか気が合う気がします。

恋愛の話が主でした。恋愛というよりは、もっと現実的で家庭的な話でした。

電話を切ったとき1時間40分も話してたことを知りましたが、ぱっと思い出せません。その一刻一刻をこまかく復習したい気分になったので、書きます。

もともとSには、かねてから抱いていた悩みを先日打ち明けていました。それ以降もSは私のことを気にかけてくれて、その中でSの相談にも乗ったりして、久しぶりに連絡したとは思えないくらい親密な時間を過ごしていました。

そして、お互いのパートナーの話をして、ああでもないこうでもないと、お互いをアドバイスしあったり、共感しあったり、何気なく口をついて出た言葉同士で会話ができる、そんな時間を過ごしました。

やはり、Sの声は天性というべき素敵な声です。耳に心地よく、心の壺の曲率に合わせてすんなり響きわたるような。

素敵な女性って、大人びているようでいて、必ずどこかに乙女のような少女のような心を残しています。Sの中からたまに覗く少女は、普段のSからワントーン高い声で、普段のSが言うには少し恥ずかしいような内容を、さも恥ずかしくなさげに振る舞いながら打ち明けます。正直かわいいと思います。

一旦連絡を取らなくなれば何ヶ月も取らない、そんな仲ですが、取ればこうやって長い時間お話に付き合ってくれる、やっぱり素敵な人です。